リフォームあれこれ

建築年数別のリフォーム

築10年〜15年

水まわりの設備に、故障や不調が出始める時期です。

築10年前後は、キッチン・トイレ・浴室などの水まわりの設備に、故障や不調が出始める時期です。特に浴室は、日常生活の中で最も使用頻度が高く湿気も多いため、傷みが大きいのが特徴です。住まい全体の修繕サイクルを30年と考えると、浴室の設備機器の更新は15年に1回の割合で必要になるといわれています。毎日使う場所だからこそ重点的に修繕する必要があります。この時期は、住まいの修繕において最も重要な時期です。この時期に修繕をするか、しないかでは建物の寿命がまったく違ってきます。浴室やリビングなど、毎日家族が利用する空間は傷みが早いので、この時期にしっかりと修繕しておきましょう。また外観は、建物全体の老朽化に直結するので、比較的こまめなケアが必要になります。

修繕のポイント

水まわり
浴室の床の腐食や、破損、汚れ、がたつき、浴室の設備の故障など。浴室は設備の取り替えだけでなく、リフォームする際には、将来のことを考えバリアフリー仕様にしておくと効率的です。

屋内
襖・障子・アルミサッシなどの汚れや破損、引っかかり。木製床の汚れや腐食、はく離など。主にリビングなど家族が集まる空間は、傷みが顕著に現れる時期です。特に床は、傷だけでなく凹凸ができる時期なので、小さいお子さんや高齢者のいるお宅では、早めに修繕しておくことが必要です。またドアやサッシも結露などによって傷みやすい時期ですので、気付いた時に取り替えておきましょう。

外観
屋根材や屋根瓦の破損、雨樋のサビ、ゆがみ、破損、外壁の亀裂など。屋根材が弱ってくる時期です。色褪せてくるだけでなく、破損に至る場合もありますので、築10年~15年を経過したら、見た目にあまり問題がなくても点検を行いましょう。屋根材を選ぶ際は、断熱性・遮音性・防火性・耐久性などに優れたものを選ぶようにします。
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