リフォームあれこれ

家族構成別のリフォーム

60代

心地よく過ごすための考慮が必要になる年代です。

2000年4月からはじまった介護保険制度では、住宅のバリアフリー化を推進するために、住宅改修費が20万円を限度に支給されるようになりました。 以下の6項目が適用されるリフォームです。

●手すりの取り付け(トイレ・浴室・廊下・玄関など)
●床段差の解消(トイレ・浴室・寝室・廊下・玄関など)
●すべり防止や移動を円滑にするための床材の取り替え
●ドアを引き戸などにする
●洋式トイレにする
●以上の工事を行うために、必要とされるその他の工事

※メーカーにより、介護保険の適用商品などもありますので、リフォーム前にきちんと確認しておくことが大切です。

ポイント

介護保険を活用して、水まわりを中心にリフォームしましょう。介護をするにあたって最も改修が必要となるのは、トイレや浴室などの水まわりです。手すりの設置はもちろん、間口を広くする、段差をなくすなどのリフォームを中心に行います。介護保険からサービスを受けるためには、介護認定が必要になります。介護認定を受けるためには、介護を受ける本人か、家族が各自治体の介護保険課に申請し、何段階かの審査ののち介護認定が出されます。
空いたスペースをトイレに
寝室からトイレが遠いと、介護する側もされる側も不安です。そこで寝室の押し入れスペースなどを、思いきってトイレにしてみるのはいかがでしょうか。車椅子対応のトイレを設置すれば、介護なしでトイレに行くことも可能と思われます。
浴室の改装
介護における入浴は、介護される側はもちろんのこと、介護する側も動きやすい環境・設備を整えておきたいものです。車イスのままシャワーを浴びることのできる間取りや、浴槽はいったん腰を下ろせるスペースのあるタイプのものを選びましょう。
車椅子での移動
トイレや浴室に入る際、出入口に段差があるとないとでは、格段に介護の手間が変わってきます。リフォームで段差をスロープにし、戸口の幅を広げておけば、車椅子でもスムーズに移動ができるので便利です。
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