リフォームあれこれ

家族構成別のリフォーム

40代

家族それぞれの生活スタイルを尊重。

受験期はちょうど子どもの思春期にあたります。とてもナーバスになりやすい時期なので、子どもが勉強に集中できるとともに、孤立しないような部屋づくりが大切です。今まで兄弟でひと部屋だった場合は、可動式の間仕切りや収納家具などで2部屋に仕切り、適度にプライベートが守られる空間を作るようにします。ただし、受験期における子ども部屋の問題はあくまでも一時的なものなので、リフォームする際は、受験期が終わってからも活用できるフレキシブルな空間にしておきたいものです。子ども部屋を設ける場合、比較的広い部屋を増築し、そこを間仕切りなどで部屋を2つに分けるようにします。子ども部屋を増築する際の配置は、リビングを通らなくても風呂やトイレ、キッチンなどに行けるように工夫します。また防音や室内温度などの環境面での配慮も必要です。

ポイント

間仕切りの活用
子供部屋が1部屋しかない場合は、「間仕切り」で部屋を2部屋に分けます。棚や収納を間仕切り変わりにする、あるいは移動型の間仕切りや、開閉可能な間仕切りを使用してみましょう。
防音対策
深夜のトラックの音をはじめとする屋外の雑音、家族が動く時の物音、声が気にならないよう、子供部屋の壁・床材は防音機能が施されたものを取り入れたほうが良いでしょう。もちろん、これらの素材は低ホルムアルデヒドなどの、健康面でも効果の高いものを選びます。
勉強できる環境づくり
子供部屋における室内温度は重要です。暖かすぎると眠くなり、寒すぎると集中できません。最も理想的なのは、足元が暖かく頭は涼しい環境です。将来のことを考えて、子供部屋に床暖房を取り入れるなど、集中力アップのための設備を考えてみましょう。

自分だけの部屋を作る

最近は、リフォームで大人のための個室を設ける例が増えてきています。個室の設け方は目的によって異なります。家でも仕事ができるようにSOHO(Small Office Home Office)が必要な場合と、自分の趣味を楽しむための部屋が必要な場合とでは、部屋を作る場所や環境なども様々です。SOHO(Small Office Home Office)の場合は、仕事の息抜きが適度にできるようにリビングや寝室と隣接させて作るのが適していますし、自分の趣味を楽しむ場合なら地下室や屋根裏に、また、自然と触れ合う時間を大切にするならば庭に「離れ」を作るなどして、自分の時間にひたれる空間づくりを心がけます。
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