リフォームあれこれ

部位別のリフォーム

住まいの部位によってそれぞれリフォームのポイントは変わってくるものです。部位別にポイントや増改築のコツなどをご紹介します。

キッチン

キッチンリフォームの市場が大きくクローズアップされ、キッチンリフォームを検討される方が多くなっています。キッチンは、毎日使用される空間ですので、しっかりとした計画と、設計が必要になってきます。収納の容量や、無駄の無い動線でのレイアウトを考える必要があります。

壁付キッチンの交換

現在のキッチンの位置を変えず、新しいシステムキッチンに交換するだけですと、給排水工事や電気工事の手間を最小限に抑えることができますので、工事費用は比較的リーズナブルになります。古いキッチンを解体・撤去した際に、壁や床の汚れや傷が目立つため、一般的にはキッチン周辺の内装工事も必要になることがほとんどです。キッチン部分だけの交換なら工期は約1~3日程度。リフォームの中では比較的頼みやすい工事の一つです。
工事の内容
既設壁付け型キッチンをI型システムキッチンに交換。内装工事・電気工事・衛生設備工事・解体撤去・廃材処分等の工事を行います。
費用の目安
キッチン(商品グレード:スタンダードタイプ) + 材料費 20~150万円
工事費 15万円~50万円
工期の目安
1〜7日

対面型キッチンに交換

対面型キッチンは、壁付きキッチンよりも広い空間を必要とします。キッチン本体そのものよりは、リビング空間とのつながりを意識したキッチン空間全体のリフォームレイアウトがポイントとなる工事です。間仕切り壁や吊戸棚の撤去、床下への給排水管やガス工事、また収納スペースの増設工事や内装工事といった関連工事を必要とし、それに伴い工事金額も通常のキッチン交換よりも割高となる傾向があります。
工事の内容
既設壁付け型キッチンを対面型キッチンに交換。解体撤去・廃材処分・給排水移設工事・電気配線等の工事を行います。
費用の目安
キッチン + 材料費 70~200万円
工事費 30万円~100万円
工期の目安
2〜10日

お風呂

最近のお風呂の特徴は機能性です。冷めにくい・足元があったかい・滑りにくい・乾きやすい・バリアフリーなど、随所に高機能が備わっています。0.75坪から1坪のユニットバスにする工事が多いのですが、スペースに余裕があるなら1.25坪のユニットバスにしたほうが将来の介護を視野に入れる場合にはお勧めします。また、0.75坪から増築できないユニットバスには、同じ広さで浴槽を1坪分にするユニットバスもあります。お風呂は、毎日の疲れを癒すリラクゼーションスペースと考え、アイデアと知識で快適なお風呂タイムを創造します。

古い浴室をシステム(ユニット)バスにする

戸建の在来工法の浴室をシステムバスに替えるには、床、壁、天井を全て解体し、新たに配管を引きなおし、コンクリートを打ってスペースを作ります。在来工法の浴室は、年数が経過していると湿気のために木部が痛んでいるケースもあり、その場合には補修が必要になるケースもあります。痛みの幅によって予算も変わるので、予算にはゆとりを持っていたほうが良いでしょう。
工事の内容
浴室解体撤去・廃材処分・給排水配管の移設工事・大工工事・ユニットバス組み立て・内装工事(1坪)
費用の目安
ユニットバス(サイズ:1616) + 材料費 35~150万円
工事費 20~70万円
工期の目安
3〜7日

古くなったシステム(ユニット)バスを入れ替える

工事の内容
浴室解体撤去・廃材処分・給排水配管の移設工事(必要な場合)・大工工事・ユニットバス組み立て・内装工事(1坪)
費用の目安
ユニットバス + 材料費 40~120万円
工事費 15~60万円
工期の目安
2〜5日

トイレ

トイレは、家族みんなが毎日使う空間だからこそ、安全・快適・使いやすさを考えなくてはいけません。将来、人に支えられたり、車椅子での出入りを考えたリフォームをすると良いでしょう。また、トイレは、お客様をお迎えした時に使っていただくことが多いので、「小さな応接間」の役割もあります。美しく清潔に保つ事ができるよう、お手入れ面にも気を付けましょう。また、トイレには洋式と和式の2種類がありますが、トイレリフォームの100%が、和式から洋式へのリフォームです。理由は、年齢を重ねての足腰の負担軽減のため、会社のトイレが洋式のため、などです。

汲み取り式トイレを水洗トイレに

構造上、一般的に和式トイレは居室床面よりも一段上がったところに設けられます。そのため、和式トイレから洋式トイレにリフォームする場合は、この高くなっている部分の解体と、それにともなう床や壁の補修工事が必要になります。トイレ本体以外にも、脱臭効果の高い壁材や、水汚れに強い床材を使った内装工事も発生することが多く、工事金額を大きく左右します。また、バリアフリーを考慮して、手すりを設置するケースも増えてきています。
工事の内容
水洗トイレ:洗浄便座機能(スタンダードグレード)つきに交換、養生・撤去費を含む。
費用の目安
水洗トイレ + 材料費 10~50万円
工事費 15~40万円
工期の目安
1〜5日

洋式トイレから洋式トイレ(ウォシュレット取付)に

工事の内容
ウォシュレット取り付け、内装リフォーム
費用の目安
水洗トイレ + 内装 + 工事費 約30万円
工期の目安
1日

※トイレのバリアフリー対策

排泄行為は、可能な限り自分自身で処理したいと思うものです。障害者が1人でも排泄処理できるトイレのプランを考えることが重要です。

場所
寝室からの移動距離を短くする為に寝室と隣接したプランが望ましく、寝室から直接トイレに行けるのが理想的です。

廊下
廊下の照明スイッチやトイレの点灯スイッチは、わかりやすいパイロットランプ付を採用し、操作しやすい位置に設置しましょう。

出入り口
出入り口に段差がないことはもちろん、車椅子が十分通れる幅を確保しましょう。車椅子がトイレ内へスムーズに入っていける回転軌道が、出入り口前の空間に確保されていることもポイントです。

便器
シートウォーマー、自動洗浄、消臭機能、自動開閉式フタ、排泄後の立ち上がりを補助する昇降機能付き等、さまざまな機能がありますが、操作ボタンが増えると混乱を招きますので、必要なものだけ付加するとよいでしょう。

手すり
トイレの身体支持用手すりは、便器の側壁と出入り口の外部、内部に設置します。立位より座るときに使用するものと移動用に使用するものの2種類が必要です。垂直の手すりは、身体の向きを変えるとき、便器に座るときの補助として使用します。水平の手すりは、便器に座った状態から立ち上がるときバランスを保つのに役立ちます。また、伝い歩きにも使用できます。

トイレットペーパー
片手で間単に交換できる紙巻器を採用する。紙がなくなってもすぐに追加できるダブルセットタイプが便利です。

収納
車椅子に乗りながらでも手の届く範囲に設置します。

手洗い器
トイレ内の手洗い器は、小型が多い為、水はねで床が濡れないように、吐水量を調整します。

暖房
冬場の温度差は身体に大きな負担となるため、暖房設備の設置があるとよいでしょう。

緊急通報
突然体調不良になったときのために、緊急通報の設備が必要です。

広さ

介護者のためのスペースも確保するなど、それぞれの状況によって検討する必要があります。

洗面所

洗面所は、パウダールーム・脱衣スペース・家事スペースの3つの役割を持っています。それぞれの、役割を上手く活かせるように設計の段階で、納得いくまで打ち合わせをさせて頂きます。特に気をつけたいのが、水に強い内装素材を使用することです。洗顔時など、水が飛び散る事と、脱衣スペースとして使われる時には、洗面所は身体が濡れたまま、そして裸で居る場所だということも忘れないようにしましょう。

洗面化粧台の交換

工事の内容
洗面化粧台の入替、養生・撤去費を含む。
費用の目安
洗面化粧台 + 材料費 10~50万円
工事費 3~20万円
工期の目安
1〜3日

外壁

外壁リフォームでは、どんな外壁塗料を使うかが一番の決め手になります。10年ほどもつ外壁塗料もあれば、数年でダメになってしまう外壁塗料もあり、価格にも差があります。また、思ったよりも白過ぎた、派手過ぎる、地味だった…等など。外壁塗装の色選びで失敗しないようにしましょう。

外壁塗装

工事の内容
仮設工事、外装の塗装
費用の目安
仮設の設置+工事費(塗装) 30万円~
工期の目安
20日

屋根

屋根はなんといっても家の印象を決める要です。耐久性、耐候性、耐汚染性、防カビ・防藻性、下地適応性、保温効果、防音効果などの機能も重要です。もちろん予算内でできることが重要なポイントです。季節の変化による屋根への負担はかなりのものです。気がつかないうちに屋根の老化は進んでいます。放置し、雨漏りなどがしてからでは大々的な工事が必要になってしまう場合もあります。人間の体と同じ早期発見が家を長持ちさせるコツです。

外溝・エクステリアリフォーム

門扉や門柱、塀、フェンス、テラス、アプローチなど、外構と言っても様々なものがあります。外構エクステリアや玄関アプローチは家の顔。家族やお客様を優しく出迎える、素敵な空間にリフォームしましょう。

玄関

玄関は、家の顔と言われます。引き込み玄関やポーチ玄関同じ間取でもその様式によって外観が大きく変わります。玄関のドアの種類にも様々なものがあります。ドア一枚変えるだけで、家のイメージはガラっと変わります。「ただいま!」と家族が帰ってくる家庭への入り口を、リフォームして雰囲気を変えてみてはいかがでしょうか?

廊下

廊下は部屋同士をつなぎ、人が行きかうスペースです。ミシミシと音がしたり、ふわふわ浮いているところが無いようにしっかり工事を行います。また、バリアフリーを考えて部屋と廊下の段差を少なくしたり手すりをつけることも出来ます。

階段

階段は、小さなお子様やお年寄りがいる家では、怪我をする恐れがある場所です。手すりを付けたり、足元にライトをつけて夜でも見えやすくしたりすることも出来ます。また、階段下に収納スペースを作ることもできます。この機会に、階段をリフォームして多機能な階段にしてみませんか?

手すりの設置

内廻りの階段壁に手摺りを設置
工事の内容
手すりの設置
費用の目安
材料 + 工事費 15万円~
工期の目安
1日

リビング・居間

リビング・居間のリフォームをする際には、まず、「家族が集まる部屋」に、そしてリビングをどのように使いたいかを決めましょう。最近注目のホームシアターを設置したいとか、友人を呼んでホームパーティをしたいなど、リビングでの過ごし方を考えてみてください。

内装

内装リフォームというと壁紙を張り替えたりするのが主になりますが、壁紙だけでなく部屋の中のリフォーム全般を扱っております。

寝室

人生の1/3を過ごす場所とも言われている寝室ですから、居心地良く、安全で健康に配慮した環境作りを考える必要があります。より快適な眠りにつける部屋にするためのコツや、寝室リフォームにおける照明の設置の仕方などもご提案します。

床面は、フローリング・タイル・カーペット・畳など様々な種類があり、材質や構造によって部屋のイメージや機能も変わってきます。それぞれの床材の特徴をお伝えし、お部屋にピッタリな床リフォームをお勧めします。床材を選ぶ時は、手触り・足触りも重要です。

和室をフローリングに

和室を洋室にリフォームする場合、畳を撤去するだけではなく、他の居室・廊下との段差を考慮した床高の調整が必要です。床を支える構造部の傷み具合によっては、下地からの補修・補強工事が発生します。また床を工事するだけでなく、柱が見えない「大壁」構造にしたり、天井の仕上がりを変えたりと、居室全体の大工工事がリフォームの中心になります。
工事の内容
床張替え等の大工工事、廃材処分、壁・天井のクロス仕上げを含む。
費用の目安
材料費 10~35万円
工事費 10~30万円
工期の目安
2〜7日
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